施設基準管理士

「施設基準管理士」とは

「施設基準管理士」は一般社団法人日本施設基準管理士協会が認定する専門職の資格として2019年に始まった制度です。日本の医療保険制度では、診療報酬の多くに「施設基準」として要件が細かく定められています。「施設基準」の届け出などを総合的に管理・運用する専門的な知識とスキルを持ったマネジメント職として、今後は施設基準管理士の必要性が高まるでしょう。

施設基準管理士認定

「施設基準」は病院経営の要です。日本の医療保険制度では、「施設基準」の要件を満たす医療機関が地方厚生局に届け出て受理され診療報酬を得ることができますが、届出内容が不適切な場合は返還命令が出されます。特に入院基本料の要件となっている看護配置の管理に不備があった場合は多額の返還となります。看護管理者が日々の看護実践と施設基準のかかわりについて理解を深めることにより、返還のリスクを回避することができ、さらに質の高い看護実践と病院運営、病院経営に生かせることができます。

当院の施設管理の実践

現在当院には4名の施設基準管理士が在籍しています。誤解釈防止のために多職種による正確・安全な診療報酬の請求を行うべく施設基準管理委員会を設置し、原則毎月1回、副院長兼看護部長、管理部長、リハビリ科長、医事課長、MSWが集まる定例会を開催しています。その中で、新規施設基準届出時の関係書類の確認、改定時に変更等がないかどうか、算定要件や実績の確認、適時調査に関する情報の共有を行っています。院内全体の施設基準に関する意識の向上や働き方改革に関しても成果がありました。繰り返しになりますが、「施設基準」は病院経営の要であることを、共通認識とし、より健全な病院経営ができるよう努めています。

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